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2014.11月例会「外国人から見た日本、北見とは」

投稿日:2014/12/29|投稿者:HP管理委員

サブテーマ「世界の価値観から見えてくる北見の魅力」

第2研修委員会が担当しました11月例会は、YEGの指針にも謳われている国際人としての教養を高めることを目的とした講演会を開催しました。

皆さんご承知のとおり、わが国では2020年に東京オリンピックが開催されると同時に、「観光立国“日本”」の実現が掲げられ、北海道においても、年間外国人観光客数が100万人の大台を突破しています。

そこで、外国人から見た日本の魅力とは何なのかを知り、北見に住む我々が持っている「観光名所がない」「観光客が通過するだけのまち」という価値観を変えることにつなげたいと考え、観光を切り口に世界の価値観で物事をとらえることで新たな魅力に気付くための講演会を企画しました。

拓殖大学国際開発研究所 和田忠久教授講師には、海外経験が豊富で北海道国際航空(エアドゥ)の設立にもご尽力された観光戦略の専門家・拓殖大学国際開発研究所のをお招きし、講話を頂戴しました。

「日本人が普通だと思っていることが、外国人にとっては楽しかったり、格好が良いと思えることがたくさんある。
ヒトは楽しいところに来るが、楽しいことは新たに創らなくてもあるはずで、それに気付き、どう発信するかが大事。
そこに気付くことができるのはバカモ ノ・ワカモノ・ヨソモノの視点が必要」と話されました。

続いて、
「通過するだけのまちでもいい。とにかくヒトが来るまちにすることが重要。
人間は足元から老いるといわれるが、地方もまさに足元から弱ってくるもので、足元(交通体系)を強くすることがこれからの地方再生のカギとなる。
東京一極集中の時代が終わり、新千歳空港にやって来る外国人が、どんどん増えている中、そこに降りる外国人を女満別空港に連れてくる仕掛けを創ることができれば地方は変われる」
と提唱されました。

2014.11月例会「外国人から見た日本、北見とは」講演終了後、メンバーからは
「ヨソモノの視点で物事をとらえることで、地域の魅力に気付くことの大切さを知った」
「国際人とは世界の価値観に合わせて自身の価値観を変化させること」
といった声が挙がるなど、本例会の目的を果たせたものと考察します。

今後、世界の価値観で物事をとらえることで新たな地域の発展にも寄与することにつながれば幸いです。
多数のご参加、誠にありがとうございました。

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